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「平成最後の・・・」の最後

 毎日のようにどこかで聞いてきた「平成最後の・・・」というフレーズが、「新元号最初の・・・」に変わる日が近づいてくる。そして本日4月1日11時半ごろ、新年号が発表される。

 マスコミはさまざまな分野で、平成の30年あまりを総括しているが、たまたま目にした番組で、人の仕事はどのくらいAIに取って代わられるか、というテーマが討議されていた。出席者のひとり、数学者の藤原正彦氏は、人間が仕事をAIに奪われてしまうことを悲観する必要はないとした。

 AIは確かに、膨大なデータの蓄積から一つの解を導き出すが、そこに情緒は存在しない。人間の情緒は、いつかは必ず死が訪れるという逃れることのできない根源的な悲しみに裏打ちされているのであり、死を意識することのないコンピュータがこの深い情緒「もののあはれ」を身につけることはない。

 あらゆる組み合わせから創造はできても、そこからただ一つを選ぶという選択こそが難しい。例えば人工知能に詩を作らせると、無限に創作することは可能だが、今のこの情景にあった一つを選び出すことはできないのだと藤原氏は解説した。

 4月1日を年度の始まりに選んだのも、日本人の情緒がなせる技なのだろうか。昨年も書いたかもしれないが、ぱっと咲いて散る桜の季節は、確かに出会いと別れにふさわしい。

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 そして今日、二人の若者がまた、当社の一員となる。人手不足とか、売り手市場とか言われるなか、彼らは株式会社センエイを選択してくれた。誰かに強制されたり、他に選択肢がなかったりということではなかったと信じたい。

 一方で、当社も単に人手不足解消の手段として、彼らを募集し採用したのではない。終身雇用という日本のビジネス慣習が今後どうであれ、長きにわたって当社とともに成長してくれる二人と出会えたのだと思っている。互いに選び、選ばれ、この縁のなかで新しい時代に共に踏み出していく。

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機械に頼るか、人に頼むか。その選択は、ますます経営者の重要な仕事となる。新しい時代への、まさにカウントダウン。心地のいい緊張感とともにこの春を楽しもう。

 

追記:個人的希望の塊ながら、新しい元号に「光」という字が入る予感がしてならないのです。あと3時間?