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雲の上の町

 四国に「雲の上の町」があるのだと、ANAの機内誌で知りました。標高1455メートルにあって面積の91%が森林という高知県梼原(ゆすはら)町にある、「雲の上のホテル」が紹介されているのを見て、すぐさま時間のとれる週末に予約を入れました。設計は隈研吾氏。新国立競技場を始め、木を活かすことに秀でた超一流の建築家です。

 そもそもわたしが高知を訪れるには、大切な理由がもうひとつ。先祖代々のお墓が四万十市(旧中村市)下田にあります。まずはご先祖様に手を合わせ、日々に感謝。そして、お墓をきれいに守ってくれている遠い親戚のご夫妻に重ねて感謝。胸がすうっとします。

自ら住んだことはない心のふるさと高知県で、四万十川のブランド力は、坂本龍馬の次くらいかなどと思いながら、清流を横目にレンタカーを走らせる。車窓越しにマイナスイオンを浴びながらうっそうと茂る杉の木々の間の道を登り切ると、「雲の上の町」梼原町。そして雲の上のホテルへとたどり着きました。地元の木材をふんだんに使った造形美は、夕食後の時間と気持ちよく目覚めた翌朝に満喫させてもらいました。

少し足をのばすと、そこは「龍馬脱藩の道」。今年150周年を迎える明治維新からさらに6年前の1862年、坂本龍馬はこの山間の道を歩いて土佐を後にしたのだそうです。桂浜の有名な銅像とは印象の違う青年龍馬の像が、七人の仲間や支援者とともに今にも駆け出すかのよう。

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引き寄せられるように訪れたこの町では、隈研吾氏の建築がいくつも楽しめます。梼原町の総合庁舎やまちの駅。そして「雲の上の図書館」は、わたしが訪れる1週間前の竣工式の余韻の胡蝶蘭。天井から釣り下がる地元木材のインスタレーションが独創的。そして隣には同じく地元材による外装デザインの老健施設が併設され、なんとも穏やかな空気に時を忘れる思いです。

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文字通り、雲の上の存在をぐっと近に引き寄せた6月の週末。心のふるさとに、さらなるパワースポットを見出し、高知を訪れる理由がまた一つ増えたのでした。